エンゲージメント効果の高いWEBサイトが評価される

「エンゲージメント」とは、マーケティング用語で「ユーザの関心度」を意味するものですが、企業や商品・サービスを、顧客に対していかにブランディングをしていくか考える上で用いられるのがエンゲージメントの考え方です。マーケターやコンサルタントはひと昔前からこの手法を活用していますが、昨今、ソーシャルネットワークの進化に伴い、WEB業界でも注目を集め始めています。

1.「ページ滞在時間が長ければ注目されている」と決めつけるのは危険

ページ滞在時間とが長ければエンゲージメントしているわけではない

WEBサイトを分析する上で「滞在時間が長いコンテンツほど良くみられている」と思われがちですが果たしてそうでしょうか。ネットを開いたまま寝てしまった人がいたらどういうことが起きるでしょう。本当にユーザが関心を持っているコンテンツかどうかの指標として「エンゲージメントタイム」というものがあります。ページが開きっぱなしになっている状態なのか、本当にユーザが画面をみているのかをきちんと区別するというものです。
それを計測する技術は「ヒートマップ解析」と言われるものです。ユーザの視線の先にはマウスカーソルがあるという傾向を利用し、ページの上のどの場所をみているかを認識するものですが、全ての閲覧ユーザの情報を重ねあわせ、よくみられる場所に温感センサーのように色を付けたものです。ヒートマップ分析により、ユーザが高い関心を持っているコンテンツはどこなのか、そのページから次はどこに移動するのかなどを判断することができるのです。

ヒートマップ分析

2.なぜWEBサイトに「エンゲージメント」が必要なのか

WEBサイトにブランディングの手法を取り入れる。そんな必要があるのは一部の有名ブランドや大企業のサービスだけのように思えます。しかしその必要性が注目されつつあります。

昨今のアップデート以降でGoogleが高く評価すると公言している「独自のユニークコンテンツ」ですが、皆がこぞってユニークなコンテンツ作りに励みはじめたことにより、さらに別の差別化が必要になってきた。つまり、検索上位表示させるにはさらに違った指標が必然になってきているというのです。それがUX(ユーザーエクスペリエンス)の重要性。すなわちユーザが価値の高い経験ができるWEBサイトであるという意味なのです。つまりはそれが「エンゲージメント効果」の高いWEBサイトのことなのです。
大切なのは「いかにユーザの心を捉えるコンテンツか」ということになってきます。Googleのアルゴリズムには、それらを判断する手法が既に組み込まれているかもしれませんし、今後組み込まれるかもしれませんが、それを計測する技術が既にあるので、自動アルゴリズム化することは十分に可能な話です。

3.ユーザとエンゲージするにはどのようなコンテンツを作ればいいのか
ユーザとエンゲージするにはどのようなコンテンツを作ればいいのか

ユーザの関心度を高めるには、ユーザの「内面」に働きかけるものが必要です。SNSの普及により、つながりのある人からの情報、または拡散の効果で、多くのユーザの関心に俊敏に働きかけやすいネットワークが形成されており、それらを実用的に利用する企業も増えてきています。SNSを有効に活用することで、より関心度の高いユーザを発掘することができるのです。

SNSからの誘導手法は話し始めると長くなるのでまた別の機会にしますが、今回はどこからの導線でWEBサイトに到達したとしても有効な「関心度の高いユーザ」に働き掛けるコンテンツの作り方のヒントをご紹介します。

1.年齢、職種、趣味、関心、悩み、好き、嫌いなど、利用ユーザを想定する。
2.製品・サービスに限らず、人や感情を媒介させる。口コミ、体験談、提供者がみえる、生産者が見えるなど。
3.目に見えない共感をもたせるコンテンツ。こだわり、制作秘話、商品サービスを得ることで間接的に得るものなど。
4.運営者とのコミュニケーションができる。意見が言える、直接問い合わせができるなど。

エンゲージメントは効果がみえにくく、特に相手の顔もみえないためWEBサイトにおいては、模索の要素が非常に多いです。しかしユーザに共感を得られるサイトはSNSによって拡散もされやすいですし、SEOでも今後の効果が期待されますので、積極的に取り入れる価値は十分にあるでしょう。

 

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